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岡田斗司夫  2012/4/22NHK講座「マンガ・アニメの見方」に行ってきた感想

さて、岡田斗司夫NHK講座「マンガ・アニメの見方」に行ってきたのでざっくり感想。

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何故行ったかというとアニメを見ている時自分は、物語、システムをセリフで読み取り心理描写もセリフで読み取っている。画でも表現されているものなのに画から読み取ることが出来ず、映像で見ている意味あんのかなぁという疑問がずーとあったからだ。好きなアニメを他人に話す時、自分がそのアニメをどういう風に受け取っているかがわかる。だが、「あのセリフがいい」「物語構造が凄い!」と言った所で、最初にアニメですと言われなければ小説の感想でしたと言えるぐらい映像については触れられてない自分がいたのだ。

ならば、岡田斗司夫てんてーに教えて頂こう。椅子にふんぞりかえって俺と何回、目が合うかを講演の目的に重点置いた戦いが始まった。結果から申し上げれば目の前の頭に、俺の座高は負けた。同じ身長ぐらいなら誰にも負けない座高の俺が・・・だ・・・・

前半のマンガ話は、話すスピードはいつもと変わらないようだけど脳内のデータから話を引き出す用に感じた。だが、後半から宮崎駿監督作品であるカリオストロナウシカラピュタではもうイキイキと言葉が出てくる出てくる。声のテンションが違いすぎた。スキデスネ先生。

アバンタイトル(OPが入る前の導入部)で世界観を出すのがうまい作品と話し、カリオストロ映像を流し解説してたが何と情報量の多いこと!金パクって、偽札だと判明し次の仕事が決まったーーオープニング。だけしか思ってなかった。そこで、岡田氏の解説を。

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上画像のはカジノから金盗んで車に乗り込むシーンだが、↑の方はまだ暗く星が出ていて下の方はやや明るい。クラリスを夜の世界(閉じ込めている部屋。部屋の壁には星が描かれている)から下画像にあるように太陽の下で自由にすることが冒頭でもう明示されている。

この後、車に乗って道路を走って他の車を追い越していくほど気分良かったルパンだったが、偽札だとわかった所で車のスピードが落ち他の車に追い越されていく。ルパンの心理描写バッチリ描いてるのだ。もちろん、セリフなし!目も興味なさげにうつろになってる。

そしてOPが流れるのだが、カットごとにほんと沢山の解説が聞けたがそれは単なる岡田氏の話まんま載せるだけで講演感想とは目的が違うので割愛。

いやぁー、ただでさえ面白いカリオストロの城が何倍面白くなってきたか。そこまでちゃんと見れてねーよと何度思ったか。そしてそして、そこまでちゃんと映像見てたらアニメもっと面白くなるしもっと語れるじゃん!

セリフで思っていることを話すというのは、現実で考えてみたらオカシイ。他人には言えないこと、話す相手がいないこともある。独り言で口に出すのもオカシイ。それをやっているアニメがある。視聴者にとっては解りやすく親切ではある。だが、作り手の表現する技量がないこと(パヤオが凄すぎるのがある)と視聴者の見方が甘いこと(そういう視聴者レベルに合したアニメなのかも)もあるだなと思った。ほんの数秒のカットで移り変わる物語に、ずーと集中して見るのは無理だけど一時停止しまくりと再生速度落として見るのもいいかもしれない。そうやって見てみよう。

何度も見たアニメで感じ取れたことが変わらなかった最近だったけれど、今日の講演で見る視点が増えた。アニメを見ているのだから語るにしても、映像からも語っていきたい。だってアニオタなのだから(キリッ

次は6,7月ということだったが休憩時間を惜しんでまで聞きたいのは山々だがケツ痛すぎて終盤昇天なうだった。